みなさんは起きている時はもちろん
寝ている時にお口は閉じていますか?
開いていますか?
息をするときは(呼吸)はお鼻?お口?
新型コロナウイルスの予防対策で
マスクをする頻度が増えて
口元をみる機会も減ってきていますよね。
マスクの下でお口がポカンと開いていても気づかない、
無意識に口呼吸になっていませんか?
なんと日本人の9割が口呼吸だそうです。
家族みんなでチェックしてみよう!
【口呼吸チェックリスト】
①いつも口が開いている
上唇の形が富士山型
②口を閉じると顎に梅干し状の膨らみと
シワができる
③食べるときにクチャクチャ音をたてる
④歯の噛み合わせが悪い、ズレている
⑤唇がよく乾く
⑥口臭が強い
⑦朝起きた時に喉がヒリヒリする
⑧いびきや歯ぎしりがある
⑨激しいスポーツをしている
いくつ当てはまる項目がありましたか?
実は一つでも当てはまれば口呼吸の可能性があり
知らぬ間にお口ポカンになっているかも?
お口ポカントラブルは大きく分けて2つあります。
一つ目は
★お口のトラブル
口ポカンだとお口が乾燥します。
乾燥することで
・虫歯菌が増えて虫歯になりやすくなる
・歯周病菌が増えて歯茎が腫れやすくなる
・お茶などの色が着色し歯について
とれなくなる
・歯磨きをしているのに口臭がする
・歯並びや噛み合わせが悪くなる
・滑舌が悪くなる
二つ目は
★健康に関わるトラブル
・風邪をひきやすく病気になりやすい
・アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症、
鼻炎、鼻づまりなどのアレルギー
・笑っているのに"笑顔"が暗い表情になる
・スポーツで力が発揮できなくなる
・イライラしやすく集中力がなくなる
私たち歯科の世界ではこのお口がポカンと
開いている癖のことを
『舌癖(ぜつへき)』
と言います。
舌癖とは、唇・舌・頬など
お口周りの筋肉が弱っていることを指します。
歯並びは遺伝によるものと思われがちですが
実は歯並びを悪くする原因のほとんどが
この舌癖にあるといわれています。
歯は歯の外側にある唇や頬と内側にある舌の
バランスの良いところに並んでいくのです。
乳歯のうちから歯がキツキツ、ガタガタ、
傾いている、前歯が出ている、受け口、
噛み合わせが深い…などあれば
舌癖によるものと考えられます。
一度ついてしまった癖をただ意識するだけで
改善するのは難しいですよね。
今回はお口ポカンと舌癖による
トラブルについてお話しました。
次回は毎日できる簡単な工夫や
トレーニングをご紹介しますね(^ω^)♪