骨や歯をつくるのに大切なカルシウム。
グラフからも分かるように、骨量は
20歳頃までに増加しており、
成長期の骨形成がとても重要です。
しかし、実は吸収しにくい栄養素と
言われているカルシウム。
吸収率は牛乳・乳製品で40~50%程度、
小魚や野菜、海藻からは20~30%程度と
いわれています。
そこで・・・
カルシウムを効率よくとりいれる為に
大切な栄養素をいくつか紹介します。
・ビタミンD
ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を
サポートする役割があります。
食品では乾燥きくらげ、干し椎茸、いわし、
さけ、しらすなどに多く含まれています。
そして、ビタミンDは日光を浴びることにより
体内で合成することができるビタミンです。
必要以上に日光を避けて生活すると、
ビタミンDの合成が妨げられてしまいます。
・ビタミンK
ビタミンKはカルシウムの骨沈着を
促したりする作用があります。
納豆、ブロッコリー、ほうれん草、モロヘイヤ
などに多く含まれています。
また、ビタミンD・ビタミンKは脂溶性のビタミンで
油と一緒に摂取することで吸収が良くなります。
炒め物やドレッシングで和えるなど
調理の工夫をしてみましょう!!
逆に・・・
カルシウムの吸収を妨げる栄養素もあります。
・リン
リンは必要なミネラルですが、取りすぎると
カルシウムと結着し、カルシウムの吸収を
阻害してしまいます。
戦後から現在にかけて、リンの摂取量が
約30倍に増えたと言われていますが、
その原因のひとつがリン酸塩です。
食品添加物として使用されているリン酸塩は、
加工肉や冷凍食品、インスタント食品、
お菓子、ジュースに多く含まれています。
取りすぎるとせっかくとったカルシウムが
うまく吸収できなくなる為、注意が必要です。
カルシウムだけでなく、様々な栄養素を
バランスよくとりいれて、丈夫な骨や
歯をつくりましょう🎵